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大嵐がピークを迎えました

 いろいろあったかそうでもなかったか、暑さのせいではっきり思い出せない7月もきょうでおしまいですが、大嵐はきょうがピークです。

 本日の「市長への手紙」、こげなこつになっとります。

 件名は「お稽古をいたしましょう」。

 例によって、乱歩以外の個人名は伏せ字といたします。

 お世話さまです。

 7月16日付「市長への手紙」への7月24日付ご回答、どうもありがとうございます。

 しかし、こうしたお答えをいただいても困ってしまいます。

 私は主観だけを根拠にした貴職のお考えをお聞きしたわけではありません。

 所期の目的が達成できたのかどうか、もしも達成できたのであればどんな成果があったのか、といったことをお聞きいたしました。

 むろん、所期の目的などまったく達成されていない、というのが衆目の一致するところでしょうし、そもそも「江戸川乱歩を顕彰する」「名張市民の江戸川乱歩についての知識、興味、関心を高める」という目的は、名張市立図書館による乱歩関連資料の収集にふさわしいものではありません。

 顕彰とは「隠れた善行や功績などを広く知らせること。広く世間に知らせて表彰すること」(デジタル大辞泉)ですから、乱歩のように超メジャーな作家を顕彰することなどできる道理がありません。

 また、市民が乱歩を知ろうと知るまいと、乱歩作品を読もうと読むまいと、そんなことは市民の勝手というものであって、行政が容喙すべき問題ではまったくありません。

 市民に乱歩の知識、興味、関心を高めてもらいたい、などとおっしゃっている名張市職員のみなさんは、それならあなたがたはいったいどれくらい乱歩のことを知り、乱歩作品を読んでいるのですか? と市民から尋ねられたら、どうお答えになるのでしょうか。

 ともあれ、こんなお答えを頂戴しても意味がありませんし、それより何より名張市の恥を世間にひろめてしまう結果を招きますから、じつになんとも困ったことです。

 よろしい。

 ここはひとつ、「市長への手紙」担当職員のみなさんに、市民の質問にまともに答えられるようになるためのお稽古をしていただきましょう。

 今回は、7月16日付「市長への手紙」に記した質問に連動させて、ある事業の成果を示す、というテーマのお稽古になります。

 とはいえ、乱歩関連資料収集事業の成果を示せ、といった要求に応えるのはなかなかに難しいことであって、たとえば、収集資料にもとづいて乱歩のご遺族や全国の乱歩ファンの協力を得ながら発行した『江戸川乱歩著書目録』がゲスナー賞に入選しました、といったような具体的な成果にはそうそうめぐりあえるものではありません。

https://myrp.maruzen.co.jp/gesner/4th.html

 ですからここでは、入場者数や利用率といった具体的な数字に依拠することで比較的容易に成果が把握できる事例にもとづいて、ちょっとお稽古してみることにいたしましょうか。

 では、問題です。

 名張市のまちなか再生事業で整備され、平成20年6月にオープンした旧細川邸やなせ宿には、旧細川邸から引き継いだ母屋一棟と蔵二棟がありますが、開設以来十年が経過した現在の時点で、旧細川邸やなせ宿の整備がどんな成果をもたらしたのか、母屋と蔵の入場者数や利用率などのデータにもとづいてお知らせください。

 なお、旧細川邸整備に際して新たに増設された厨房などの施設のデータは無視していただいて結構です。

 いまさら事業の評価をお聞きしたところで何がどうなるわけでもありませんが、「市長への手紙」担当職員のみなさんのスキルアップを願う親心から、あえてお尋ねする次第です。

 名張市職員のみなさん、がんばりましょう。

 それから、名張市立図書館の開設時、乱歩関連資料の収集はどういった目的のもとに始められていたのか、まことに恐れ入りますが、

 「こんにちはッ。お経は読んでも乱歩は読まぬッ。腹が張っても屁はこかぬッ。資料収集のしの字も知らぬッ。図書館法のとも知らぬッ。さ。檀家まわり行かさしてもらわさしてきやさしていただかさしてもらわしてこ。はんにゃはらみたほんまによ。かんじざいぼさつほんでからよ。ぎゃーてーぎゃーてーほんまによ。ごこうのすりきれほんでからよ。大きなお寺ができましたあッ。当寺院では家族葬の場合もお布施は同額とさせていただいておりますなまんだぶなまんだぶなまんだぶなまんだぶ」

 でおなじみの○○○○さんにご確認いただければ幸甚です。

 よろしくお願い申しあげます。


 いやー、でたらめばっか答えてるととんだ藪蛇になることもありまっせ、ということです。

 名張市職員のみなさん、きょうも猛暑になりそうですけど、がんばりましょうね。
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オオサンショウウオ|エサやりで東西交流 東京と地元の児童ら体験 名張 /三重

ウェブニュース

毎日新聞
 平成30・2018年7月28日 毎日新聞社

オオサンショウウオ|エサやりで東西交流 東京と地元の児童ら体験 名張 /三重
 衛藤達生
 Home > 地域 > 三重 > 記事

オオサンショウウオ

エサやりで東西交流 東京と地元の児童ら体験 名張 /三重

毎日新聞 2018年7月28日 地方版

20180731a.jpg

プールの中のオオサンショウウオに竹の先に挟んだアジを差し出す参加者ら=三重県名張市安部田の市郷土資料館で、衛藤達生撮影

 東京都豊島区と名張市の小学生計28人が27日、市郷土資料館(安部田)でオオサンショウウオにエサをやる体験をした。子どもたちは、竹の先にアジを挟んでプールの中のオオサンショウウオに差し出し、「食べて」と声を掛けた。

 この体験は名張市と豊島区の文化交流都市協定締結15周年を記念して、25日から始まった「なばりキャンプ2018」の一環。名張市は江戸川乱歩の生誕地で、豊島区は終焉(しゅうえん)地。こうした縁から2004年に文化交流都市協定を締結。5年ごとに記念事業を行ってきた。

 今回のキャンプは台風接近に伴い予定より1日短くした2泊3日の日程で、豊島区の15人と錦生赤目小学校生13人が一緒に、赤目四十八滝で散策や忍者体験などをした。

 オオサンショウウオのエサやりをした豊島区立駒込小6年の岩坪龍平さん(11)は「プールの中にはたくさんオオサンショウウオがいて迫力があった。赤目滝もきれいだったし、将来住んでみたい」と話していた。【衛藤達生】

〔伊賀版〕

中 相作

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